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南米とサイクリングが好きです


by itouniikunara
南米。その言葉が持つ特別な響きに、大都会東京での生活に足のつま先から頭のてっぺんまで漬かったおいらは、まいっちまった、南米。

アマゾンを抱きしめるようにアメリカ大陸の隅々まで広がった熱帯雨林。

北米大陸が英語やフランス語さえ話せれば日常生活に支障をきたさないのに比べ、南米は違う。

まあポルトガル語が話せれば、南米一周旅行に出ても何とかなることも事実だ。だが、スペイン語やオランダ語しか話せない国や地域も多い。もちろん英語やフランス語が通じる地域もある。

これは欧米列強が野蛮を極めた植民地政策の名残であり、北米を1枚のピザに例えるなら、南米は日本の鮨のようなものだ。

よく言えば多様性、悪く言えば、一筋縄じゃいかない。

人種としてはケチュア人、アイマラ人が多く、もちろんアルゼンチンとウルグアイにはマジョリティの子孫たちもいる。

フォークランド紛争のおり、孤立したアルゼンチンを南米の国々は次々と支持した。

もちろん指示した南米の国々も軍事支援はしなかったし、イギリスの圧勝でフォークランド紛争は幕を閉じ、フォークランド諸島は再びイギリスの事実上の支配下にはいったわけだが。

それまでアルゼンチン人は自らの国を「南米のヨーロッパ」と称し、インディアンのDNAとアイデンティティを持つ人々の間で多少浮いた存在だったが。

フォークランド紛争以後、アルゼンチンが南米の他の国々を見る目が変わったのは事実だ。
# by itouniikunara | 2015-02-06 11:54